聖徳與梅馨碑

明治11年に奉納されました、聖徳與梅馨碑です。
藤原忠興が誰なのか、今のところ不明です。
間に剥離が認められますので、読めない部分があります。

聖徳與梅馨
掛けまくもかしこき□土師の御社なる菅原の大神をしもつの湾手の名崎を
瓊浦人荒木道敬為□□遥けく場所建と朝な夕なにをろかみ奉りつるをこたむ
御社に満うてて□□□□□梅をしもこれの宮居を仰付處まつれる諸人と
ともに謀り合て大神□□□ささげるつりぬあはれ此梅誘し□□えだの
かをりは天にみち下り□□□つき中つえだなるは神の稜威をかしこみて
詣で来つる人々の神□□□□千萬代も瑞枝さしこえ尽ることの
さかゆく被普こと不□□□□るとならじかくてぞつよし麗石に恐なが
置てむと参に果□□□□えとこへるにいなみかたくて嘉くけむ
　　時に明治十丑秊□七月十日　正二位　藤原忠興しるす

明治十一年第九月　建之
石工　堂島石又

周旋方
山脇勘太郎
梅之家定助