百度石碑

御本殿前にあります。
文政10年(1827)に神南辺隆光(大道心)が奉納した百度石です。
百度石とは、お百度参りのときにここを廻って参拝するときの目安となる場所に建てられた石です。
奉納した神南辺隆光は、素行が悪く、妻や子に愛想をつかされていましたが、出家した息子の説得に改心し、各地に橋や石碑を建立し続けました。
現在でも、その名を多くの石碑に見ることができます。
神南辺大道心ともいいます
ここに刻まれる歌は道真公の歌です。
心だに誠の道にかなひなば 祈らずとても神やまもらん
そしてこれを書いたのは菅原為定。
菅原為定は道真公の直系の子孫で、五條為定です。
弘化(1844~1848)や文久(1861~1864)という年号を勘申した人物でもあります。
百度石
文政十丁亥年三月
施主泉州堺
神南辺隆光
こゝろたに まことの道に かなひなは
いのらすとても 神やまもらん
少納言菅原為定書 印