釋奠について
令和6年5月12日(日)に第121回釋奠です。
毎年5月の(だいたい第二)日曜日に行います。
参加にはお申込み、会費(8,000円)が必要です。
祭典 | 大成殿 | 午前10時 |
講筵 | 天寿殿 | 午前11時 |
寄贈作品抽籤 | 天寿殿 | 午後1時 |
煎茶席(花月菴流) | 天寿殿 | 午前10時~午後2時 |
本席(表千家流) | 天寿殿 | 午前10時~午後2時 |
副席(裏千家流) | 天寿殿 | 午前10時~午後2時 |
宝物拝観 | 宝物館 | 午前10時~午後4時 |
釋奠とは
江戸時代、高松松平藩の藩校に、その昔栃木の足利学校にあった、
明治維新で藩校が廃止され、聖廟は破毀、聖像もまた散逸の運命にあったのを、儒者藤澤南岳が払い下げを受け、その私塾泊園書院に安置し、そこで釋奠を行っていました。
明治36年に聖像を譲り受け、毎年5月の日曜日に祭典が執り行われています。
当日は大成殿での午前10時の祭典に始まり、経書の講演、煎茶席・抹茶席や書画等の抽籤、席上揮毫等がおこなわれます。
この大成殿は帝室技芸員であった9代目伊藤平左衛門の手によるものです。
この前には、孔子の木とも言われる楷の木を植樹しています。
日本の孔子廟
孔子廟はその名のとおり、孔子さんをお祀りする建物で、日本では聖堂や聖廟と呼ばれています。日本での釋奠は大宝元年(701)に大学寮内の廟堂で行ったのが最初といわれています。
道真公も釋奠のたびに詩を作られました。
江戸時代に入り、儒教が政治の基本理念として重んじられたことにより、多く聖廟が建てられました。
現存するものから、近代に建築されたものまで、日本に存在する孔子廟を紹介します。